独自の技術力で様々な事業を展開する日機装が、新設した工場に設置した展示室です。発電所向けの水質調整システムや石油化学産業向けのポンプ・システムの開発・供給から、日本初の血液透析装置の輸入・国産化、世界初のCFRP製カスケード(航空機部品)の製造など、専門性の高い製品により市場を創造しながら成長し続けてきた会社の歴史から事業背景、実物製品を展示・紹介しています。
B to B企業として、国内外の顧客に加え、地域の学生へも施設を公開するなど、幅広いステークホルダーへメッセージを伝えること。
幅広いターゲットに対し、一つの展示で情報を効果的に伝えるため、「伝えたいコトを、伝えたい人に」をテーマに展示を展開。技術力の結晶である実物製品をシンボリックに展示し、インパクトを与え、印象に残すことを狙いました。展示物の背景となる床壁天井はモノトーンで構成し、各事業の持つ多面性はカラーリングで表現。解説にはイラストやアイコンを用い、大人にも子どもにも分かりやすい展示を実現しました。
日英表記に加え、イラストやアイコンを活用した展示グラフィックにすることで、UD(ユニバーサルデザイン)を実現しました。
宮崎日機装(株)
企画、デザイン・設計、制作・施工
プロジェクトマネジメント:加藤 範朗、八島 彩
展示・映像企画:石田 裕美、小松田 麦子
デザイン・設計:水口 亮
制作・施工:多久島 郁雄
2018年10月
※施設の営業、公開状況については公式サイト等よりご確認ください。
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