会社年表の作り方〜作成前に押さえておくべきポイントとは?
Date: 2023.06.19
周年事業の際にまとめられたり、Web上で公開されたり、近年はデジタルデータ化が容易になったことから、写真や図版を活用した見栄えの良い会社年表も増えています。
これから自社の会社年表を作りたいとお考えの方は、ぜひ今回ご紹介するポイントをご参考ください。
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会社年表とは
会社年表とは、企業の創業から現在までの歴史を時系列でまとめたものです。一般的には年表形式で、会社の設立年や年ごとの重要な出来事、業績の推移などを記載します。
会社年表は、企業の歴史や文化を知るために重要な資料となります。
近年では、企業の公式ホームページなどインターネット上で公開されることも多く、従来の紙ベースが主流だった時代よりも、多くの人々に閲覧されるようになっています。
会社年表の作成前に押さえておくべきポイント
会社年表を作成する前には、ぜひ次のポイントを押さえた上で作成するのをおすすめします。
目的と対象者を決める
何事も事業やプロジェクトを始める際には目的の明確化が重要になります。目的が曖昧なまま始めてしまうと、当初想定していた成果を出すことは難しいものです。それは会社年表作成においても同様です。
会社年表は、周年事業の記念誌や会社案内の冊子、公式ホームページなどに掲載する、企業ミュージアムなどの施設に掲出するなど、さまざまな用途があります。またそれぞれの目的に応じた対象者を決めることが重要です。
数多くある出来事の中で対象者に伝えたい内容を選別する
特に数十年以上続く企業にとって、重要となる出来事は数が多く、すべてを詳細に記載することは難しいでしょう。大事なのは、対象者に対して特に伝えたい出来事は何なのかを吟味し、選別することです。
例えば株主をはじめとしたステークホルダーに対しては、より経営視点、社会貢献視点で選別するのが良いかもしれません。一方で、商談用などPR目的の意図が強いのであれば、製品やサービスの発売やヒットの歴史などを中心に選別するのが良いかもしれません。
更新性を意識する
会社年表を作成してからも、企業としての取り組みや成長は続いていきます。
年表作成した後も追加や更新ができるような仕掛けを考えることも重要です。そのために、デジタルツールを活用したり、展示する場所を考えたり、素材を再編集できるように管理することも重要です。
見やすくわかりやすいデザインを考える
年表といっても、文章だけのシンプルなものから、写真や図版を駆使したもの、デザイン性の高いものまでさまざまです。最も大事なのは対象者にとって見やすくわかりやすいデザインを考えることです。また紙媒体なのかWeb媒体なのか、また企業ミュージアムなどで展示するのかなど掲載媒体によっても適したデザインは変わってきます。
会社年表を作成する際の進め方
続いては、会社年表の作成の進め方をご紹介します。
会社年表は自社で作成する場合と外部へ委託する場合がありますが、特に歴史がある大手企業などでは、情報も多く、関係先も多岐にわたるため、進行やデザインなど、外部にサポートを依頼することが有効です。
1.体制と作成スケジュールを決める
まずは作成スケジュールを定め、いつまでに資料やデータを収集するのか、デザインを固めるのかをしっかりと計画しましょう。
また、初期段階でプロジェクトの意思決定者などの役割分担をしておくことも重要です。
2.目的を確認する
会社年表は目的によって対象者や見せ方、内容が変わってきます。目的を確認して明確にしましょう。外部に展示するのか、社員に向けたものなのかだけではなく、展示するのか、紙などにまとめるのかなど、アウトプットの手法を具体的にイメージすることも重要です。
3.必要な史料・データを収集する
社内の社史に関わる史料やデータを収集します。会社案内や各期の事業報告書、社内報などが考えられます。その他、過去に製造した製品に関する史料、自社が持っている技術や製品そのものなども年表に活用することもできます。
4.掲載すべき内容を選別、編集する
会社案内に掲載すべき内容を目的や対象者をもとに選別、編集します。このとき、重要度順にグループ分けをしておくとデザイン作成時に役立ちます。
5.デザインなどアウトプットイメージを最終的に調整する
全体のレイアウトやデザイン、文字の大きさやフォント、使う写真や図版などのアウトプットイメージを具体化します。デザイナーが行うことで、よりわかりやすく、目的に沿った年表を作成することができます。
このときに、選別した優先度をもとにデザインを調整していきます。
会社年表の活用方法
会社年表は、作成後にさまざまな活用方法があります。例えば次のような方法が考えられます。
冊子にまとめる
会社年表を冊子にまとめる方法です。会社年表は周年記念誌や、会社案内冊子への掲載を目的に作成されることが多くあります。これらは会社紹介のアーカイブ資料としての資産にもなり得えます。その他にも、人材採用における応募者へのアピール、新入社員への研修資料、社外への広いPRなどにも活用ができます。
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Webに掲載する
自社ホームページや採用サイトなどのWebサイトへ掲載する方法です。紙媒体では縦書きで横方向に時代が進んでいく形式が多いですが、Webは基本的に縦にスクロールして閲覧するものであるため、Webでは閲覧性をよくするために横書きで下方向に時代が進んでいく形式も多く見られます。
企業ミュージアムやショールームに展示
企業ミュージアムやショールームにおいて、社史を振り返る展示コーナーを設けることがあります。そこへ会社年表を展示することで、訪れた人に社史を閲覧してもらうことができます。パネルに印刷したものを掲出する、スクリーンやディスプレイに映し出すなどの方法があります。
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特に創業100年を超えるような大企業の場合は、社史が長いことから自社で年表を作るのは難しい場合があります。その場合には、内容の編集からデザインなども含めてプロと進めるのもおすすめです。
丹青社では、年表の作成から企業ミュージアムなどの施設に掲示する展示の企画設計まで、作成からアウトプットまで一貫したご対応可能です。
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丹青社が提供しているインタラクティブ情報閲覧システム「VisualTiles」は、会社年表の作成に必要なデータの収集、画像・動画・テキストの登録・更新作業が簡単に行えるシステムです。会社年表作成時に求められる、あらゆる要件や作業負荷を軽減します。
「VisualTiles」は、丹青社と株式会社Nsystemとの共創により開発されたもので、情報閲覧とプレゼンテーションを支援するデータベースおよびアプリケーション群です。
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最適な情報閲覧・プレゼンテーションを支援し、インタラクティブで多彩な情報体験を提供します。ピンチ&ズームで直感的に操作できるタッチディスプレイ式を採用し、企業ミュージアムなど空間にあった会社年表のデジタル展示が実現できます。
直感的な操作ができるため、来館者自身が気になる情報を自分で閲覧できるようになるため、案内がいない環境であっても有効です。
2.まとめる
会社年表に必要な情報を一元化し、画像・動画・テキストを簡単に登録・更新できるため、日々の更新業務の作業負荷を軽減します。一度つくって終わるのではなく、更新することで伝えたい内容や最新の取り組みを表現することができ、活用のメリットをより大きくすることができます。
その他、VisualTilesは動画や画像、テキストなど様々なコンテンツを活用するための機能によって、施設や空間の価値を向上させることができます。
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