コラム

社内広報とは?目的や具体的な取り組みを紹介

Date: 2023.02.14

社内広報は、自社の社員へ向けた広報活動です。その目的は業種や企業によって異なり、一つの企業内で複数の目的を持って行うケースもございます。また、その具体的な取り組み方は多種多様になってきており、近年ではSNSなどのデジタルを活用した手法と、イベントなどのリアルなコミュニケーションを行う手法を組み合わせて取り組むケースなども増えています。
今回は、社内広報の概要から目的、具体的な取り組み方法のアイデアをご紹介します。

社内広報とは

社内広報とは、自社の社員に向けた広報活動を指し、企業理念やビジョン、経営層のメッセージ、各部署の仕事内容など、社内の様々な情報を社員に伝える取り組みです。

広報は、社外の人たちへの情報発信だけにとどまりません。社員であっても、うまく伝えなければ、経営層が意図している内容は伝わりません。また伝え方によってその浸透度や成果の出方は変わります。

組織の規模が大きくなればなるほど、経営の意向や戦略が社内に伝わりにくくなるため、社内広報を行うことで社内全体に共有することが重要です。

社内広報はただ情報伝達を行うだけではなく、さまざまな目的を持って行います。

社内広報と社外広報の違いと重要性

社内広報が企業内での情報発信を行い、社員や関係者に向けた情報を発信することを目的としているのに対し、社外広報は顧客や投資家、メディア、地域社会など外部のステークホルダーに向けた情報発信を目的としています。

社内広報と社外広報の違いは、発信する情報の種類や配信方法などが異なる点にあります。社内広報は、社員の働きがい向上やコミュニケーション活性化のために、社内イベントや報酬制度、経営方針や業績など、社員にとって関心がある情報を発信することが多いです。
一方、社外広報は、製品やサービスの情報など外部のステークホルダーが求める情報を発信することが多いです。

両社の重要性はそれぞれ異なります。社内広報は社内の働きがい向上やチームビルディングにつながり、企業文化を形成する上で重要な役割を果たします。一方、社外広報は、顧客の信頼やブランドイメージ向上など企業としての社会的責任を果たす上で重要な役割を果たします。

社内広報の目的

社内広報は次のような目的で行います。

 

社内の現状周知

社内の現状を社員に周知する目的です。社内の現状を知らなければ業務やコミュニケーションに支障が出るため、生産性が下がります。中でも、業績などの定量的な内容だけではなく、近年求められる環境配慮や多様性への取り組みなどを伝えることを狙った社内広報の活動も多くあります。

 

社内コミュニケーションの活性化

ミーティングや会議、ビジネスチャットでのコミュニケーションに加えて、社内報などの媒体を通じた社内の部署をまたぐ情報共有により、社内全体の交流のきっかけをつくりだし、コミュニケーション活性化につながります。

 

経営理念・方針の浸透

社内意識の統一のために、経営理念、経営方針を社員に浸透させることは重要ですが、規模の大きい組織や様々な職種がいる企業では容易ではありません。抽象度が高い理念や方針を広める仕掛けのひとつとして社内広報に取り組むこともあります。

 

企業風土の醸成

社内広報によって企業風土が醸成されることはメリットとして得られるものですが、目的にもなり得ます。例えば経営方針の変更や社長交代などの際に社内の風土を刷新したい場合には社内広報は必要な活動の一つとなります。

 

社員の働きがい向上・離職率の低下

社内広報によって情報共有がきちんとなされ、コミュニケーションが活性化すれば、社員の働きがいを向上させたり、離職率が低下したりすることもあります。人材の流動性が高くなっている現代では、社内広報もエンゲージメント向上の施策として考えることもできます。

社内広報ツールの選び方

社員との円滑なコミュニケーションを行うために、「社内広報ツール」は重要な役割を持ちます。社内広報ツールを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

 

1.企業の規模、社風に合ったツールを選ぶ

社員数や情報発信の頻度などによって必要な機能が異なります。デジタルのツールなどは比較的気軽に発信も閲覧も可能ですが、リアルな体験を含むツールを選ぶと印象に残りやすくなります。

 

2.メッセージや目的に応じた選択をする

社内広報を行う目的は様々であり、そのためメッセージや伝える内容も異なります。一方的に伝える内容なのか、社員に考えてもらうようなものなのかなど、その内容によって使うツールや手段も異なります。

 

3.コストパフォーマンスを考慮する

ツールの導入から運用までコストがかかるため、コストパフォーマンスを意識してツールを選ぶことが求められます。費用が高額になる場合は、長く使えたり、他の取り組みでも使えるかを考えることで、結果的にコストパフォーマンスが高くなるため、コストだけを注目せず、その効果も含めて検討することが重要です。

以上のポイントを踏まえて、企業にとって最適なツールを選ぶことが円滑なコミュニケーションの実現につながります。

具体的な社内広報の取り組み

社内広報は、一般的に次のような方法で取り組まれています。

●社内報・Web社内報
社内広報の一般的な手法として、社内報があります。
社長メッセージや社員及び新入社員の自己紹介やインタビュー、社内表彰者やMVP受賞者へのインタビュー、社員に密着ドキュメントなど自由なコンテンツで社員が楽しめる冊子です。
近年はデジタル化が進み、最新ニュースも手軽に載せられるWeb広報がトレンドです。イントラネットや社内SNSに掲載することが多くあります。

●ブログ・SNS
近年は、ブログやSNSによって、かしこまらないフランクな情報共有を行う企業も増えています。Web社内報とは別に、定期的に短い記事や投稿で情報発信することで、社内コミュニケーションを促します。普段の話のネタにもなり得ます。
記事や投稿の内容としては、例えば、会社付近のランチ情報の発信や、社長ブログを用意して社長自ら日々の経営における文章を発信することなども行われています。

●社内イベントの開催
社員が参加し、交流を図る社内イベントを開催し、その際に会社の経営方針やビジョン、新たな戦略などの情報を周知させ、共有化することも一つの方法です。社内コミュニケーションを図るラフなイベントもあります。
社長と若手が直接話す交流会など、経営陣と普段直接交流する機会がない社員と交流することで、若手のエンゲージメント向上を図ることができます。
イベントの様子は社内報で後日レポートすることで、さらなる情報共有やコミュニケーション活性化につながります。

●企業ミュージアム・ショールームの活用
企業ミュージアムとは、企業が自社のメッセージを社内外に伝え、ブランドを広く認知・浸透させるほか、企業の歴史的価値の保存やコミュニケーションの場創出などを目的として作られる博物館・美術館の要素を持つ施設です。多くの企業に顧客や投資家、取引先といったステークホルダーに対する広報ツールの一つとして活用されています。
企業ミュージアムや製品の展示を行うショールームが、社内にも活用されている理由は、自社の事業内容や企業活動をより分かりやすく、魅力的に伝えることができるからです。社員が自社の歴史を学んだり、商品・サービスの特徴を再確認したりすることが可能です。
さらに、展示されている製品・技術を他部署に対して紹介することやワークショップの開催なども有効な手段です。
このように部門をまたいだコミュニケーションの場にもなり得る、活用用途は可能性の幅の広い場といえます。

社内広報の成功事例

社内広報の成功事例をご紹介します。

 

社内ラジオで社員同士のコミュニケーションを活性化

音声配信アプリを使って、ラジオ社内報を開始。毎回メンバーを呼び、テーマに沿ったインタビューや会話などを行い、普段聞くことができないエピソードなどを聞くことができ、社員同士の相互理解を深めています。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000030645.html

 

社長との「シャッフルランチ」で従業員のエンゲージメントを向上

社員へ思いや考えを伝えるために社長自らランチ会を毎週開催。
普段関わることが少ない20代以下の従業員を優先し、自らの会社に対する思いを伝える場とし、会話を通じて従業員のエンゲージメントの強化につなげています。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000078826.html

 

Web社内報で経営層と社員の気軽なコミュニケーション

Web社内報の人気コンテンツとして会長と社長のブログを配信。
一方的な情報発信にならないよう、コメント欄を利用して双方のコミュニケーションが取れるような運営を行い、風通しの良い企業風土を作り上げています。
引用:https://ourly.jp/webshanaihou-example/#index_id11

まとめ

社内広報は、エンゲージメント向上が叫ばれる現代において、その重要性は会社にとってますます増えてきています。
社内広報の取り組みの一つとして近年注目を浴びている「企業ミュージアム」は、従業員に企業理念への理解を深める場として効果的です。

丹青社では、企業ミュージアムや企業ショールームの企画・設計・制作・運営を一気通貫でお手伝いしております。各企業のご要望に合わせ、最適な施設をご提案いたします。

企業ミュージアムの事例はこちら

無料お役立ち資料

関連するコラム