デジタルを活用した展示手法と最新技術をご紹介!
Date: 2023.09.27
- データの収集/画像・動画・テキストの登録更新が簡単に行えます
- 展示のデジタル活用なら
「VisualTiles®」
展示にデジタルを活用するメリット
企業ミュージアムやショールームなどの展示にデジタルを取り入れることは、次のようにさまざまなメリットがあります。企業が抱えているデジタル活用の課題やその解決策、デジタル展示の効果的な活用方法については、以下のコラムで詳しく解説しています。
【関連コラム】
>企業ミュージアム・ショールームにおけるデジタル活用のあるべき姿とは?
>デジタルミュージアムとは?最新技術をご紹介
1.印象に残りやすくなる
デジタル展示は、映像、音声、体験などの要素を複合的に取り入れることができるので、ただ製品や資料を並べる展示とは異なり、来館者に五感で体験してもらうことが可能です。情報過多の現代では、体験価値を最適化するマーケティング戦略が求められており、体験価値を含めてビジネス設計をすることで、顧客の期待値を上回る価値を提供することができます。デジタルを活用した展示は、視覚だけでは伝わらない価値や魅力を伝えることができます。また、来館者は展示と深く関わることにつながるため、印象に残りやすくなります。
2.展示内容を更新しやすい
デジタル展示は、張り替えや差し替えに手間がかかるアナログ展示と比べて、容易に展示内容を最新の情報に更新したり、変更したりすることが可能です。季節性のあるものに差し替えたいときや新商品を追加展示したいときにも、すぐに更新することができる点が、デジタル展示のメリットと言えます。
3.展示スペースの節約につながる
デジタル展示では、ディスプレイなどを通じて映像や音声を配信するような展示手法を用いることがあります。情報量の多い映像や音声、文字情報などを一つのディスプレイなどに集約できることから、展示スペースが限られている場合でも、展示スペースを節約することができ、より多くの展示をすることができます。
4.さまざまな人に楽しんでもらえる
デジタル展示では、視覚や聴覚が不自由な方にも展示を楽しんでもらいやすくなります。例えば、聴覚が不自由な方向けに、手話による動画解説を提供することはデジタル技術を用いれば容易に行えます。
デジタルを活用した展示技術
展示施設で使われることの多いデジタル技術を4つご紹介します。
・デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやタブレット端末などを使用して情報を発信するシステムです。映像や音声、文字情報などあらゆる情報を配信することができるので、視認性が高く、デジタル展示において、効果的な訴求が可能です。下記ではデジタルサイネージを活用したデジタル展示の事例をご紹介しております。
>【事例】壁一面にタッチパネル式のデジタルサイネージを設置した事例
・プロジェクションマッピング
建物や空間などの立体物をスクリーンとして映像を投影するプロジェクションマッピングは、その特殊さゆえに美しさとインパクトがあります。投影する立体物の形状とストーリーをかけ合わせるなどすれば、より大きな印象と感動をもたらします。
・AR
ARとは「Augmented Reality」の略で、「拡張現実」と訳される技術です。ゴーグルやスマートフォンのカメラなどを用いて現実の景色を映した後、画面上の現実の景色にバーチャルの景色を重ねて表示することで、現実を仮想的に拡張する方法です。AR展示は、来館者が能動的に展示を楽しめることから、記憶に残りやすく、心が動かされやすいメリットがあります。
>【関連コラム】ARを活用した新たな展示手法〜博物館での導入事例をご紹介
・MR
MRとは「Mixed Reality」の略称で、「複合現実」と訳される技術です。現実世界に仮想世界のCGなどを取り込むことで、現実世界の中に、仮想のものがまるでそこにあるかのように見せることができます。ARと異なり、来館者が直接展示物を操作できるのが特徴であることから、よりインパクトを与えられます。
デジタルを活用した展示施設の事例
デジタル展示を活用した企業ミュージアムの事例をご紹介します。
ある食品メーカーは、創業90周年の記念事業として、創業者の志を伝える記念館を設立しました。創業者の事業への取り組みおよび発展へと導いた道のりを、マンションの一室と同区画の86㎡(約26坪)という限られた空間の中で表現するために、映像・情報コンテンツをベースとしたデジタルメインの展示を採用しました。
特徴的なのは、社員や取引先、業界の関係者や研究者、文化・芸術振興に携わる方、学生、地域の方といった幅広い来館者それぞれに満足いただける施設にするために、属性や目的に合わせて展示内容を自由に変えられるシステムを構築した点です。
ドーム天井が特徴の展示室において、来館者は中央テーブルの周りに座り、正面と左右の映像・情報コンテンツ展示を鑑賞することができます。属性に合わせた運営により、来館者の満足度を高めています。
「VisualTiles®(ビジュアルタイルズ)」で情報を効果的に展示
企業ミュージアムやショールームを多数手がけている丹青社では「VisualTiles®」というインタラクティブ情報閲覧システムを用いたデジタル展示をご提供しております。展示ごとに最適な情報の閲覧とプレゼンテーションをサポートするタッチパネル型のオーサリングブラウザです。
わかりやすいインターフェイスで、直感的に操作ができるのが特徴で、初めて触る来館者でも興味がある情報を選択しやすく、より深く伝わりやすい情報提供を実現します。独自のブラウンジングシステムにより、重い画像も複数の動画の再生もスムーズなので、ストレスなく鑑賞可能です。
運営側にとっても、コンテンツ管理システムを実装していることで、データ管理・更新が容易に行えるメリットがあります。
タッチモニター選定やシステムの拡張なども可能であるため、空間ニーズにあわせて最適な情報閲覧・プレゼンテーションを実現できます。
また企業ミュージアムやショールームのデジタル展示のメリットを十分に引き出しながら、運営面の利便性も高めます。
まとめ
デジタルを用いた展示は、今後もさらに進化を遂げていき、より来館者に多様な印象や体験をもたらすようになるでしょう。企業ミュージアムやショールームの設立をお考えの際には、ぜひデジタル展示の採用もご検討ください。
これまで多数の企業ミュージアムやショールームを設立してきた丹青社が、その経験と専門知識を踏まえ、VisualTiles®などを活用したデジタル展示の最適な設計をご提案させていただきます。